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お知らせ

歯の健康を考えて

 

こんにちは。いち動物病院 院長の磯﨑です。

先日、歯石除去の治療をさせていただきましたので、治療の紹介をさせていただきます。

 

当院での歯石除去の処置は大きく分けて4つの工程を行います。

1:スケーリング

→ 超音波スケーラーを用いて歯石、歯垢の除去をします

2:ルートプレーニング

→ 歯周ポケット内の汚れを除去し、歯根面を滑らかにすることで汚れが付きにくくします

3:キュレッタージ

→ 歯周ポケットに面する歯肉の炎症部分を取り除くことで、歯肉を根面に再び付着しやすくし、歯周ポケットの広がりを浅くします

4:ポリッシング

→ 歯の表面を磨き、歯石、歯垢の再発を予防します

 

見た目だけを綺麗にするのであれば、無麻酔で強引に歯石除去や1のスケーリングのみでもできなくはないのですが、歯石や歯垢より問題になるのが歯周病のため歯周ポケット内の処置が大事です。

そのため当院では全身麻酔により上記4工程を行なっています。

 

今回は9歳のトイプードルちゃんの歯石除去を行いました。

トップの写真は処置前の写真です。

フードはドライフードのみでこられていましたが、今まで歯のケアはされておらず、今回健康診断に来られた際に歯の状態を一緒にチェックしていただき歯石の除去を行うことになりました。

歯肉の炎症、後退もあり抜歯が必要な歯もありましたが、先程お話しした4工程を行わせていただきました。

 

 

すごく綺麗になり飼い主様も喜ばれていました。

しかし、歯石除去はここで終わりではありません。

全身麻酔での歯石除去を頑張ったワンちゃんに続き、ここからは飼い主様が再度歯石や歯垢が付かないようにケアを頑張ってもらう番です。

今回の飼い主様とも歯石除去後1週間で再度診察に来ていただき、今後のケアの計画を相談する予定です。

 

当院では、歯石除去だけでなく日頃のケアの相談も受け付けております。

歯石や口臭が気になる方は是非一度ご相談ください。