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お知らせ

フルーツの意外と知らないこと🍉

こんにちは。いち動物病院院長の磯﨑です。

今日は前回のお話の続きで、意外と与えてしまっている果物についての話です。

 

みなさんは口腔アレルギー症候群という言葉をご存知ですか?

これは野菜や果物を食べた後に、唇や口の中がかゆくなったり、ピリピリ、イガイガするなどの症状がでるアレルギー疾患のことです。少し心当たりのある方もいるのではないでしょうか?

 

では、このアレルギーがワンちゃんにとって何が問題なのか?口腔内がピリピリ、イガイガしていようが美味しいそうに食べているワンちゃんを見ると、それくらいならあげてもいいかなと思う方も多いと思います。

しかし、これは果物や野菜と花粉中の類似物質がアレルギーを起こしてしまう交差反応といわれる現象です。

つまり、果物や野菜の中に含まれる物質と花粉に含まれる物質がとても似ているために反応していまい、果物や野菜を食べた際に花粉症のようにアレルギーを起こしてしまいという状態です(厳密には細いメカニズムがありますが簡略して)

なので、アレルギー体質のワンちゃんに果物や野菜をあげる場合には注意が必要ですね。

 

下記にどういうものが類似しているのか一部ですが載せておきますので、ワンちゃんにあげていないか確認してみてください。

 

りんご、桃、さくらんぼ →     カバノキ科花粉(シラカンバやヤマハンノキ)

メロン、スイカ     →     イネ科花粉(ハルガヤやカモガヤ)、キク科花粉(ブタクサ)

にんじん        →     キク科花粉(よもぎ)